このところ外を歩いていますと、ラベンダー色をよく見かけます。
本日は紫色に少し触れながらお話しさせていただきたいと思います。
イタリアでは昔、紫色があまり良いイメージではなかったというのはご存知でしょうか。
それは、遡ること中世の時代。四旬節という40日間のカトリック復活祭の前の時期、
クリスチャン教会の司祭は紫の司祭服を着る習慣があり、
この期間は劇場や音楽、お酒を飲むことなどの娯楽が禁止されていたそうです。
ですから、悔い改めの意味を持つ四旬節の時期、厳しく少し暗いイメージの中に紫が残ったという一説がございます。
対して日本では、紫色は気品の高い神秘的な色として、古代中国では紫草の栽培が困難だった為
希少価値の高いものとして扱われていたとのことです。

昨今では楽しまれる方も増えた紫ですが、先日入荷したばかりのこちらのネクタイは、
イギリスのクラシックなスタイルに南イタリアのにぎやかな要素が合わさった非常に珍しいお柄で、
クラシックな十字とかわいらしい本物のバラが組み合わさっております。
また、今回、3代目オーナーであるマウリッツィオ・マリネッラ氏のセレクトである
こちらの星柄は、オーナー自身も大変気に入っております。
オーナー自身も、前回の受注会時に星柄ような小紋タイを着用していたのは言うまでもありません。
こちらの大柄シルクチーフは本物の花ではなく想像の模様が、
どこかヴィンテージを思わせる雰囲気を持ち合わせております。
シルバーをあしらったカボチャ、胡桃、栗のキーホルダーは、豊かに実る秋の象徴のようです。
日本でもこの2~3年、人気を博しております紫色でございますが、
もともとマリネッラのクラシックな色ではなかったようです。
しかし、昨今世界中で男女問わず紫を楽しむ方が増え、
今ではイタリアの方も紫を楽しむようになってきているそうです。
クラシックでありながら進化を続けるマリネッラ社
その証拠に昨今では本国のほうでも8cm幅のネクタイが作られております。
創業当時から伝統職人の丁寧に作られる仕立てを守りながら歩みを止めることないマリネッラのタイは、
世界中のVIPから愛され続けております。
記録的な猛暑の続く9月の始めですが、美しい青空が高いこの季節にラベンダー色や紫色を
探されてみてはいかがでしょうか。