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「これらのアーカイブ(生地の色柄の記録保存)は我々の歩みの軌跡であり、そして宝物でもある」、現当主マウリッツィオ・マリネッラはこのように私たちに言いました。

 

少し前まではネクタイ受注会のときにのみオーダーを受けていた特別なVINTAGE ARCHIVE(ヴィンテージ・アーカイブ)。現在ではレディメイドのコレクションとして限定的にではありますが販売ができるようになりました。本日のブログでは日本のマリネッラショップで購入ができるアーカイブを一挙ご紹介です！

ARCHIVE 1966

フィアット社元会長の孫、そしてファッションブランド「イタリア・インディペンデント」の会長であるラポ・エルカン氏が本国でオーダーしたモデルがこちらの1966モノクローム。白黒の大柄ハウンドトゥースプリントという異色のマリネッラです！

 

ARCHIVE 1960

先に紹介した1966よりも更にクラシックな面構え。ハウンドトゥース風の小紋柄、という感じでしょうか。渋さだけでなくどこかキャッチーな感じもあって良いですね。60年代はイギリスのカルチャーの影響をとくに強く受けた年代だったため、アーカイブにも挑戦的かつ魅力的なパターンがとても多い印象です。

 

ARCHIVE 1982

非常に豪奢で華やかな総柄。さぞかし昔のものだろうな…と思いきや実は1982年！ヴィンテージ・アーカイブのなかでは最も若い年号です。このときの世界情勢を調べてみると80年を景気のピークにその後下降、そして停滞という状況が続いていました。現状に抗う、未来への期待がこのように強く美しいパターンを生んだのかもしれません。

 

ARCHIVE 1975

豪華なパターンを続けてご紹介。勾玉やアメーバのように見えるペイズリー柄、実は元のモチーフはマリネッラの小紋と同じく花や草…ということを思い出させてくれるパターン。他とはちがう、めずらしいペイズリー柄をお探しの方に。洒落感たっぷりのこちらの1本はいかがでしょうか？

 

ARCHIVE 1956

こちらは馴染みのあるペイズリー柄。ミディアムサイズで小紋柄のように規則的に並ぶパターンは70年ほど前のものとは思えません。ベースのスモーキーなブルーはAZZURROやAVIONとも異なる、現行の定番生地では見られない色味！

 

ARCHIVE 1930

ヴィンテージ・アーカイブ最古の柄！シャープなペイズリー柄がランダムに配されるこちらのパターンは見た目に反して装いへの馴染みが抜群。その不思議な使い勝手のよさに驚くはずです。柄の形状や配置、もしくは配色の妙でしょうか。現代の洗練されたマリネッラの印象とは対極の位置にある、もうひとつの美のかたちが90年前に存在していました。

 

ARCHIVE 1940, 1961, 1970

ARCHIVE 1974

攻めた色柄の多いヴィンテージ・アーカイブのなかにあって、比較的古い年号の1940などに今のマリネッラの空気を感じるのが興味深いところです。AZZURRO E MARRONE(アズーロ・エ・マローネ)の1974。現行の青茶配色のタイは「伝統の」、「柔和な」、「洒落感のある」といったイメージが付きますが、この1974は昔ながらの重厚感にプラスしてどことなく尖った雰囲気が素敵です。

 

ARCHIVE 1932, 1941

この年代はやはりペイズリーが多め？ちなみに1932はベースのネイビー地に淡いブラウンの模様が入っています。ヴィンテージ・アーカイブらしい独特の意匠です。

 

ARCHIVE 1954

定番ラインではまず見ることのない超ラージサイズの花小紋。年代や柄の感じを見るとこのあたりのパターンが今の小紋柄のはじまりなのか…？と思索にふけってしまいます(笑)

 

VINTAGE ARCHIVE(24ozシルク/ノーマル仕様/大剣幅約8.5cm)

￥30,000＋TAX

 

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