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【TIES】NEW ARRIVAL ～「トゲのある」という名前の由来を持つ柄 “マイクロヘリンボーン” が入荷です～

2025-3-12MARUNOUCHI TOKYO MIDTOWN

いつも私ども、▶マリネッラのブログ、公式オンラインストア▶FLOENS TOKYOをご覧下さり、誠にありがとうございます。

心より、御礼申し上げます。

みなさま、少しずつではありますが、一日の随所に、どこか春らしさを感じられる日が増えてまいりましたが、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

寒暖差の激しい時期となりますので、引き続き、体調管理にお気をつけ頂き、お過ごし下さいませ。

さて、今回は、▶マイクロヘリンボーンのご紹介です。

ヘリンボーンといえば、英語表記ではHERRING BONEとなり、直訳すると、そのまま“ニシンの骨”の意味となります。

ニシンをさばき、開いた際の背骨の形状に、その柄が似ていたことから“ヘリンボーン柄”となったそうです。

アングロサクソンの方々においては、“ニシンの骨”を連想させるヘリンボーン柄ですが、ところ変わって、私ども、マリネッラのある、イタリアにおいては、“SPINATO（スピナート）”と呼ばれ、イタリア語では“トゲのある”という意味となり、その“トゲのあるような見た目”が、ヘリンボーン柄のそれを連想させたことが名前の由来になったそうです。

また、うがった見方をするのであれば、“ゴルゴダの丘で処刑されたキリストのいばらの冠”、“オリンピックでのオリーブ冠”なども、このトゲのある形状を、どこか連想させることからも、カトリック信仰の総本山のお膝下であるイタリアにいては、単なるトゲだけには留まらない、「アングロサクソンの文化とは、また異なった見地からの見方をするのかな」などと、飛躍した想像が膨らんでしまいます。

というわけで、話が少々脱線してしまいましたが、今回の▶マイクロヘリンボーンですが、ナポリ本店においても、地元ナポリの紳士に大変好まれる織りの1つであります。

その理由の1つとしては、“ツイルの無地では、少々堅過ぎる”といった際の代替案としても大変有用な織り柄で有り、その位置付けは、まさにツイルと▶マイクロヘリンボーンは兄弟姉妹の関係性とでも言いましょうか、根底に流れるエレガンスは同一ながらも、一見すると、その“見た目”は似て非なるもの。

その“見た目の違い”を、如何にして“エレガントな着こなしに落とし込むか”が、腕の見せ所ということで、イタリア全土でも、洒落者が多いナポリにおいては、好まれる要因の一つなのかもしれません。

以前、ナポリ本店1階に常駐するのベテランスタッフの1人が、ガンクラブチェックのジャケットにグリーン地のマイクロヘリンボーンのタイを合わせていたことがあり、カッタウェイの襟型に、敢えてノットを大きく締めた、そのタイの出で立ちが、何ともこなれており、近所のサルトで仕立てたという、ガンクラブチェックのジャケットとの相性が、とてもエレガントだった様が思い出されます。

さて、如何でしたでしょうか、▶マイクロヘリンボーン。“トゲのある”という名前の由来からは想像も出来ないほど、正統派のエレガンスを備える織り柄は、何とも滋味深い、味わいのある色柄の表情が、おすすめのポイントであります。

現在、▶マイクロヘリンボーン は、東京ミッドタウン、丸の内の各店舗、及び、公式オンラインストア▶FLOENS TOKYOで展開中です。