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【MARUNOUCHI/TIES】丸の内 小林のナポリ解体新書(番外編) ~都市伝説~

2021-9-8MARUNOUCHI

店舗や住宅が密集する旧市街の中に突如として現れる大聖堂の雄姿は圧巻です
大聖堂内部はまさに荘厳の一言

こんにちは、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林でございます。まだまだ、暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、残暑も厳しいこの時期に、少しだけ涼しくなるお話を一つご紹介させて頂きます。

 

日本にも然り、世界中には、人間の英知だけでは解明出来ないような事柄も数多く存在しており、いわゆる都市伝説のような不思議な話がナポリにもいくつか存在します。その代表はなんと言っても、ナポリの守護聖人サンジェンナーロの”血の融解の奇跡”ではないかと思います。

 

ローマカトリックのお膝元のイタリアには、各都市に守護聖人がおり、その守護聖人の日は各市の祝日に設定されています。われらマリネッラの本店があるナポリも、毎年9月19日は”サンジェンナーロの聖人の日”ということで祝日となり、市内は聖人の日を祝うお祭りムード一色となります。さて、サンジェンナーロですが、カトリックにおける殉教者の一人で、その昔、弾圧の末にナポリ近郊のポッツォーリで処刑され、その後に聖人になったとされるお方です。

 

このサンジェンナーロですが、「火あぶりの刑にされても無傷で窯から出てきた」や、「ライオンに食べさせようとしたが、何故か獰猛なライオンがサンジェンナーロの前では猫のようにおとなしくなってしまった」等々の伝説が残っており、最終的には斬首刑となってしまうのですが、その処刑後も不思議はまだ続きます。何故か遺骨から血が滴り始めたとされ、この滴るサンジェンナーロの血液を保管したとされる小瓶がナポリ大聖堂に宝物として安置されます。

そして、”血の融解の奇跡”と呼ばれる、血の液化現象が年に3回、”5月最初の日曜日の前の土曜日”、”サンジェンナーロが斬首刑となった9月19日”、”ヴェスヴィオ火山噴火追悼日の12月16日”にだけ、「小瓶に納められた凝固した血液が液体になる」という奇跡が起こります。また、この日に血液が液化しなかった年は災いが起こるともされており、過去に血液が液化しなかった年には、第二次世界大戦の勃発や、南イタリアを大地震が襲うという災いが起こったそうです。

 

因みに、サンジェンナーロは、イタリア語では”San Gennaro/聖ジェンナーロ”となります。そして、イタリアでは聖人の名前を人名にあやかることも多く、特にナポリでは男の子の名前に”ジェンナーロ”と名付けることも多いそうです。また、市内には、この大聖堂以外にもサンジェンナーロに関係したモニュメントが多く存在し、”サンジェンナーロ門”、”サンジェンナーロのオベリスク”、”サンジェンナーロの祠”など、その昔からサンジェンナーロを敬愛し信仰するナポリの人々の様子をうかがい知ることの出来る、一見の価値ありの名所旧跡が多数存在します。

 

ナポリの行く末を暗示する何とも不思議な9月19日の”血の融解の奇跡”はサンジェンナーロの聖人の祝日とされ、この奇跡を一目見ようとナポリ市民はもちろん、イタリア中や、世界中からナポリ大聖堂に多くの人々が押し寄せ、ナポリ市内はお祭りムード一色に包まれます。そして、遠く離れたアメリカのニューヨークのリトルイタリーでも、ご先祖がナポリ出身のイタリア系移民の方を中心にナポリ同様、サンジェンナーロの祝日が祝われます。確か、ゴッドファーザーのパート2でも、リトルイタリーにおけるサンジェンナーロの聖人のお祭りのシーンが出てきたと思うので、ご覧頂くとまた面白いかと思います。

 

さて、このサンジェンナーロの”血の融解の奇跡”の儀式ですが、ナポリ市内にある大聖堂(ドゥオモ)で執り行われます。そして、このドゥオモは、いわゆる旧市街のエリアに鎮座します。四六時中、渋滞のひどいドゥオモ通りをナポリ湾側から上がって行くと、店舗や住居が密集する旧市街然とした街並みに紛れて突如として大聖堂の姿が現れるのですが、正に「混沌と整然が共存するナポリそのもの」の様相で圧巻です。そして、大聖堂の内部にはもっと驚かされます。正に荘厳の一言。ここで融解の儀式や、クリスマスなどのミサが行われるのかと想像するだけで厳かな気持ちになります。もし、行かれることがありましたら、静寂に包まれた大聖堂内部の雰囲気を是非体験して頂ければと思います。また、大聖堂横には、宝物博物館も併設されており、サンジェンナーロや大聖堂にまつわる貴重な文化財が保管され、一部は一般公開されておりますので一見の価値ありです。そして、大聖堂内部では、ナポリ好きの心をくすぐるサンジェンナーログッズが販売されておりますので是非ご覧ください!

 

この大聖堂付近、あまり良いエリアではないので、行かれる際は、時計や貴金属は身に着けず軽装で行かれると良いかと思います。タクシーも良いのですが(大聖堂の正面にはタクシー乗り場があります)、大聖堂から徒歩数分でトリブナーリ通りという、通りがほぼ”ピザ屋さん”というピザ屋通りがありますので、ビールを飲みながらピザ屋さんの軒先で売られている”揚げ物”をつまみながらの徒歩での旧市街散策もおすすめです。このピザ屋さんでの”揚げ物”は「えっ?」と思う方も多いかもしれませんが、ナポリではピザと揚げ物はもはや対の関係です。ナポリ人のみなさん、ピザ屋さんでは揚げ物とピザの両方を楽しみます。”アランチーニ”と呼ばれるライスコロッケや、モッツァレラチーズのフライ、アーティチョークのフライなど、いずれもハズレ無しの美味なので是非お試し下さい。

ナポリ中央駅方面に向かう一本道を通り、大聖堂に向かう道すがらの旧市街の一画

 

ピザ屋さんが軒を連ねるトリブナーリ通り。ピザ激戦区のこちらはどこで食べてもハズレ無しです。

 

そして、トリブナーリ通りのピザ店といえばここ↓です。マリネッラ本店の近くにも同店舗が出来たのですが、やはりトリブナーリ通りの店舗は別格です!余談ですが、同店の”揚げピザ”専門店もトリエステ エ トレンタ広場前にあるのですが、ここも最高に美味しいです。いくらでもいけます!いずれも、13時前後から混み始めるので、12時前後の早い時間に行くのがおすすめです。

 

Gino Sorbillo La pizza napoletana nella storica sede in Via dei Tribunali 

 

というわけで、やや話が脱線致しましたが、まもなく9月19日です。今年は、サンジェンナーロの”血の融解の奇跡”は起こるのでしょうか。ちなみに、昨年2020年12月16日は血の融解は起こらず、奇跡は起こりませんでした。そうなのです、みなさまもお気付きのよう、昨年はコロナウイルスの蔓延により、全世界が大変な状況となっており、イタリアも同様に大変な状況となりました。そして、まるでそれを暗示しているかのように血の融解が起こらなかったというのは、偶然なのか必然なのか・・・。今年は、サンジェンナーロの”血の融解の奇跡”が起こり、全世界が早く以前のように戻ることを、そして、またナポリに行くことが出来る日が一日も早く来ることを切に願う今日この頃です。

 

それでは、また次回に。お付き合い頂き、ありがとうございました。

 

丸の内にお越しの際は、是非、店頭にも遊びにいらして下さい!

 

 

〈次回へ続く〉

 

 


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