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【COLUMN/TIES】丸の内 小林: マリネッラ商品の背景 ~内助の功 ~

2022-11-26MARUNOUCHI TOKYO MIDTOWN

ナポリ本店1階入り口、ヴィットリア広場前のキアイア海岸通りに面した入り口は、気を付けていないと通り過ぎてしまうくらいの間口です。しかし、イタリア共和国歴代大統領を始め、世界中の王族、文化人、著名人が足繁く訪れ、この入り口を出入りしていたかと思うと、その歴史に圧倒されます。そして、クリスマスの時期には、ネクタイを求めるお客様の行列がナポリの風物詩となる店先。創業者エウジェニオが始めた4世代に渡る歴史は、全てここから始まっています。

 

 

こんにちは、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林です。いつも私ども、マリネッラのブログ、公式オンラインストアFLOENS TOKYOをご覧下さり、誠にありがとうございます。

心より、御礼申し上げます。

 

さて、みなさま、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

 

前回の▶「マストロヤンニから見るナロータイ考」から引き続き、私、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林が▶マリネッラ商品の背景を担当致します。

 

少々長く、また、お読みになり難い箇所もあるかと思いますが、最後まで是非お付き合い下さい。

 

さて、今回の“マリネッラ商品の背景”は、「内助の功」ということで、縁の下の力持ちたる、

“あのタイ”のご紹介です。

 

というわけで“内助の功”、何ともすてきな慣用句だと思いませんか。

 

何でも、戦国時代、高知藩の大名家のもとに、お嫁入りをする女性が、婚姻に際しての持参金で立派な馬を買い、その立派な馬が、何と、あの織田信長の目に留まり、それを契機に、“後の夫の出世を助けた”ことが由来とされる慣用句だそうです。

 

確か、私が小学生の頃、国語の授業で習い、「夫婦二人三脚、良い慣用句だなぁ」と子供ながらに思った記憶があります。

 

そして、私どもマリネッラにおいても、小紋柄ほどは、なかなか脚光を浴びないながらも、

“ナポリにマリネッラ在り”を世界的に知らしめた立役者である柄があるのです。

 

そう、“ドット”です。

 

ドットといっても、細かなピンドットから、大きなドットまでその範囲はとても広いのですが、やはり何と言っても、まずは▶ピンドットなのではないでしょうか。

 

ナポリ本店の顧客であり、イタリア共和国元首相 シルヴィオ・ベルルスコーニが最も好んだとされる▶ピンドット柄

 

公の場で自身が着用するネクタイの色は、必ず紺色を身に着けることを貫き、ピンドットの色は、紺地に白色でした。そして、イタリアきっての洒落者と称され、首相在任中は年間1000本のネクタイの注文をしていたそうです。

 

また、マリネッラ社には、ベルルスコーニ元首相専用のエチケット(ネームラベル)があり、ベルルスコーニ元首相からの注文のネクタイには、必ず、この門外不出の専用エチケットが付けられたネクタイが納められます。

 

そして、驚くべきことに、この注文の内の大半は、贈り物として使用されることがほとんどだったそうで、青い専用箱に納められた、白いエチケットの付いたマリネッラのネクタイが、ヨーロッパはもちろん、アメリカ、そしてアジアまで、世界中の要人への贈り物としてお使い頂いていたそうです。

 

その宣伝効果たるや、“凄まじいものであるであろう”ことは容易に推測が出来ます。

 

そして、このナポリの小さな工房で、昔ながらの仕立て技法により職人の手仕事で作られた上質なネクタイの着け心地は、それを手にする殆どの紳士を虜にし、マリネッラが1914年の創業当時から守り続けるエレガンスの原点である“イタリア流英国様式”に魅了されて行きます。

 

小紋柄の横でしっかりとマリネッラエレガンスを支える▶ドット柄

 

それはまさに、”内助の功”。ある意味では、縁の下の力持ちなのかもしれません。

 

因みに、私ども日本のマリネッラも、本国と同じギフトボックスや、紙袋といった資材を使用しておりますので、イタリアで購入する際とほぼ同じ形状でお渡しをしています。

 

そして、このピンドット以外の▶ドット柄も侮るなかれ、大振りのドット柄や、間隔の広いドット柄など、▶ピンドットと比べると“堅さ”こそ、若干の引けを取るものの、ビジネスシーンにおいてその市民権は、もはや確立されたものに思います。

 

その証拠に、シルヴィオ・ベルルスコーニ元首相同様、ナポリ本店顧客である、実業家の

ルカ・ディ・モンテゼモロは、カラチェニのスーツに▶ドットタイを好んで身に着け、ジャンニ・アニエッリを彷彿させるその出で立ちで、イタリアの経済界の中でもウェルドレッサーとして評判です。

 

同じドット柄の中でも、そのドットの径や、間隔、色の違い、そして、プリントなのか、

織りなのかの違いで、様々な表情を見せ、フォーマルにもカジュアルにも変化するドット柄。

 

“エレガンスへの手綱を、まさに自分で握ることの出来るドット柄”

 

は、奥深い柄でもありながら、その操作性の良い柄の特性から、ナポリ本店でも要望の多い柄の一つでもあります。

やはり、この足し算引き算こそ、エレガンスの醍醐味ではないかと思います。

 

しかしながら、小紋柄のように数量が豊富に入ってくることの少ないドット柄は、好みのドットパターンに出会える確率が低いのも事実。もし、好みのドットパターンや配色、ベース色を見つけた際はチャンスです。

 

これは、以前に、オーナーのマウリッツィオ・マリネッラが自社の▶ピンドットタイについて話した際の内容です。

 

 

 

「紺地に白の極小のドットが配されたピンドット柄。それは、伝統的に男性が礼節や敬意を重んじなければならないような、特別かつ重要な機会において身に着けるべきネクタイとして、最も適したモデルである。そして、必要とされる最上級の礼と、エレガンスを備えている。」

 

 

如何でしたでしょうか。代々、イタリア政府を始め、ホワイトハウス、英国王室、ヨーロッパ等、各国の第一線で活躍するリーダーにネクタイを納めてきた、マリネッラ社の生き字引であるマウリッツィオだからこその金言に思います。

 

似ているものを持っているのに、何故か、ドットの径や間隔、そして色や織りなど、その場に合わせたバリエーションを思わず集めてしまいたくなるドット柄。

 

男性が生来持ち合わせるのではないかと思われる、ある種

“本能的な収集癖の部分をダイレクトにくすぐる”危険な柄に思います。

 

しかしながら、払った代償の分だけ得ることが出来るそのエレガンスは、プライスレスに思います。

 

現在、▶ドットタイは、東京ミッドタウン、丸の内の各店舗、及び、公式オンラインストアFLOENS TOKYOで展開中ですので是非ご覧下さい。

 

▶ドットタイ

29,700円税込~

 

 

※マリネッラのネクタイはオンラインストアFLOENS TOKYOでもご購入いただけます。

⇒FLOENS TOKYO|E.MARINELLA商品一覧

 

 

お使いのスマートフォン、パソコンにより、実物と色やイメージが異なる場合がございます。ご了承くださいませ。

 

 

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