BLOGブログ

【COLUMN/TIES】丸の内 小林: マリネッラ商品の背景 ~マストロヤンニから見るナロータイ考 ~

2022-8-26MARUNOUCHI TOKYO MIDTOWN

 

 

こんにちは、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林です。いつも私ども、マリネッラのブログ、公式オンラインストアFLOENS TOKYOをご覧下さり、誠にありがとうございます。

心より、御礼申し上げます。

 

さて、みなさま、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

まだまだ暑い日が続いておりますが、どことなく秋の気配も感じられ、みなさまも、そろそろネクタイを締めない日々に飽き、タイドアップが恋しくなる頃なのではないでしょうか。

 

クールビズが終わりました暁には、是非、タイドアップ初日のタイは、マリネッラをお選び頂ければと思います。

 

というわけで、前回の▶「讃岐か、それとも稲庭か・・・」から引き続き、今回も私、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林 が▶マリネッラ商品の背景を担当致します。

 

少々長く、また、お読みになり難い箇所もあるかと思いますが、最後まで是非お付き合い下さい。

 

さて、今回の“マリネッラ商品の背景”は、「マストロヤンニから見るナロータイ考」ということで、ずばり、▶“ナロータイ”についてです。

 

私、ナロータイを見ると、まず、いつも思い浮かぶのが、イタリアの名優マルチェロ・マストロヤンニです。

 

そこで、今回は、マストロヤンニを絡め、ナロータイの話をしたいと思うのですが、

まず、“マストロヤンニ”って?という方も多いと思いますので、少々ご紹介します。

 

マルチェロ・マストロヤンニは、ローマ生まれトリノ育ちのイタリア人俳優で、1996年12月19日に、すい臓がんにより72歳で逝去するまで、160本以上の映画に出演したイタリアきっての名俳優です。

 

イタリアの兵役後に俳優活動を開始、早くから、イタリア映画界の巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督にその才能を認められ、1960年にフェデリコ・フェリーニ監督の映画“甘い生活”に出演し、世界的にその名前が知られます。

 

二枚目俳優ながらも、どこか、三枚目を思わせるような要素もあり、コミカルな演出や、その演技の奥深さ、独特の声質など、イタリアきっての名優といわれます。

 

また、マルチェロ・マストロヤンニですが、本人も認めるほどのナポリ好きだそうで、ナポリを舞台とした映画作品にも多数出演。ナポリ人の大女優ソフィア・ローレンとの共演作は、イタリア映画を代表する人気コンビとして数々の名作を残しております。

 

ネクタイの話とは少々脱線してしまいますが、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが共演した、ヴィットリオ・デ・シーカ監督の映画「ひまわり」は、昨今の世界情勢も含め、これからの秋の夜長に是非におすすめしたい映画の一つです。決して、涙なしでは見ることが出来ない、そして、劇中で流れるヘンリー・マンシーニの音楽も相乗効果で涙を誘う名作に思います。

 

話は戻り、マストロヤンニですが、本人はそう呼ばれることを嫌っていたそうですが、当時、“ラテンラバー”と呼ばれ、数々の女優と浮名を流す、プレイボーイとしても有名だったそうです。

 

以前に、フランスのテレビ番組に出演し、通訳なしで流暢なフランス語で受け答えをするマルチェロ・マストロヤンニを見て「確かにこの人かっこいいなぁ」と思った記憶が思い出されます。

 

そして、私生活では、フランス人女優カトリーヌ・ドヌーヴとの間に一女がおり、その娘こそ、フランス人女優のキアラ・マストロヤンニとなります。

 

晩年、マストロヤンニは、パリの自宅で息を引き取る際は、ドヌーヴとキアラに看取られながら息を引き取ったそうで、その葬儀はマストロヤンニらしい華やかなものだったそうです。

 

ご本人は、身長176㎝・体重74㎏という、標準体型ながらも、劇中での着映えがする計算されたスーツ姿や、プライベートでのエレガントな装いは、普段から洋服に造詣が深い方なのだなと容易に推測が出来ます。

 

 ▶Un film al giorno / Matrimonio all’italiana (1964) – CorriereMezzogiorno.corriere.it/

 

そして、ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品の“昨日・今日・明日”の劇中でのタイ姿や、

同じく“ああ結婚”の劇中で、風でひらひらとはためく細幅のタイなど、そして極めつけは、

フェデリコ・フェリーニ監督の“8 1/2”の劇中でのマルチェロ・マストロヤンニの装いは、

 

「これは、本当に50年以上前の映画なのか?」

 

と思わせるほど、現代にも通ずる男性服飾のエレガンスを見ることができます。

 

まさに、今見ても、手本や参考になるクラシックスタイルが満載ですので、是非一度ご覧になって下さい。

 

Come avere il look classico ed elegante di Marcello Mastroianni (esquire.com)

 

 

体格や、ラペル幅などにとらわれることなく、ナロータイを合わせるマストロヤンニのクラシックスタイルは、50年という長い月日を経過した今も、風化することなくエレガントなスタイルとして現代に通じるエレガンスを感じさせます。

 

やもすると、ナロータイは、”モードで細い体格の方向け”というイメージが付いて回りますが、実は、フェデリコ・フェリーニ監督作品で演じるマルチェロ・マストロヤンニを思わせるような、クラシックの上澄みを、バランスよくすくい上げたエレガンスが凝縮されたものに思います。

 

シャンパングラスで言うのであれば、シャンパンの泡や味、香りを保つフルート型ではなく

 

”敢えて、見た目に華のある、飲み口の広いクープ型を選ぶ”

 

とでもいったところでしょうか。

 

どこかデカダンを感じる、フェリーニが表現する60年代の華やかなローマを想像させるタイに思います。

 

如何でしょうか、モダンだけではない、”デカダン溢れる華やかな当時のローマ”を思わせる▶ナロータイ。

 

時には、こんなエレガンスもとても上品に思います。

 

現在、▶ナロータイは、東京ミッドタウン、丸の内の各店舗、及び、公式オンラインストアFLOENS TOKYOで展開中ですので是非ご覧下さい。

 

 

▶ナロータイ

ノーマル仕様 26,400円税込

 

 

※マリネッラのネクタイはオンラインストアFLOENS TOKYOでもご購入いただけます。

⇒FLOENS TOKYO|E.MARINELLA商品一覧

 

 

お使いのスマートフォン、パソコンにより、実物と色やイメージが異なる場合がございます。ご了承くださいませ。

 

 

皆様のお問い合わせ、ご来店を心よりお待ちしております。インスタグラム(▶ブランドアカウント/▶スタッフアカウント)でもおすすめの商品を紹介しております。是非ご覧くださいませ。

 

 

ご来店いただけないお客様にも満足のいくお買い物ができるようサポートいたします。 通信販売に関する詳細は▶こちらをご覧ください。

マリネッラのLINE公式アカウントがスタートしています。こちらのアカウントでは友だちになっていただいた方にイベントなどのご案内をお届けするほか、対面通話機能を利用したオンラインでのお買い物サポート(要予約)をご利用いただけます。こちらも併せてご利用くださいませ。

 

 

LINEの友だち登録は下記URLのQRコードより。

https://line.me/R/ti/p/%40931hmoyp

 

東京ミッドタウンショップ ▶お問い合わせフォーム

marinellatokyo@dream.com / 03-5413-7651

丸の内ショップ ▶お問い合わせフォーム

marinellamarunouchi@dream.com / 03-3217-2871

TAG : ,

NEWS LETTERSニュースレター

マリネッラよりお知らせをお送りいたします。
ご希望の方は下記よりメールアドレスをご登録ください。