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【COLUMN/TIES】丸の内 小林:ナポリ解体新書 ⑭ ~Empire State Of Mind~

2023-1-25MARUNOUCHI TOKYO MIDTOWN

ナポリ本店1階のエントランスにて。(写真右:マリネッラ社 3代目オーナー マウリッツィオ・マリネッラ・写真左:4代目 アレッサンドロ・マリネッラ)これまで、フランチェスコ・コッシーガ元伊大統領を始め、シルヴィオ・ベルルスコーニ元首相、チャールズ国王など、世界中の要人がここから店に出入りをしたかと思うと、世界中どこを探してもこのような扉は無いのではないかと、ナポリに行く度に考えさせられる、ある種”特別な扉”に思います。

 

 

こんにちは、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林です。いつも私ども、▶マリネッラのブログ、公式オンラインストアFLOENS TOKYOをご覧下さり、誠にありがとうございます。

心より、御礼申し上げます。

 

みなさま、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

 

連日、寒い日が続いておりますので、くれぐれも体調管理にはご留意頂き、

お過ごしを頂ければと思います。

 

さて、今回は、「Empire State Of Mind」ということで、ニューヨークです。

 

そして、”なぜニューヨークなのか”というところなのですが、昨年の10月に、コロナウイルスの流行により実に3年ぶりの来日となりましたマウリッツィオ・マリネッラから、以前に開催したニューヨークのMoMAでのマリネッラの展示の話を聞くことができたので、その話を少々出来ればと思います。

 

というわけで、みなさま“MoMA”をご存知でしょうか。

 

そうです、ニューヨークのミッドタウンにある、ニューヨーク近代美術館です。

 

“モダンアートの殿堂”とも称され、とりわけ近現代美術に特化した美術館で、

その昔、なんとジョン・ロックフェラー2世から土地の寄贈を受け、建設が始まったという何ともニューヨークらしい背景が堪らない美術館でもあります。

 

そして、マリネッラは、2017年10月1日~2018年1月28日に、このMoMAで展示をしていたことがあるのです。

 

この、“ Items: Is Fashion Modern ? ”という展示は、MoMAの建築デザイン部門に所属する、パオラ・アントネッリさんと、ミッシェル・ミラー・フィッシャーさんらにより収集された、洋服や靴、アクセサリーなど、111点のアイテムで構成された展示だったのですが、その中に、私どもマリネッラのタイも選ばれたという栄誉を授かります。

MoMAに展示された、紺、茶、水色、白の小紋柄タイ。これらのネクタイの色、柄、それぞれ一つ一つにこれまでマリネッラが歩んできた、歴史や哲学といった要素が凝縮され、そして反映された、まるで今のマリネッラを体現するかのような4本に思います。

 

この展示に選考されたことは、伝統や歴史を重んじ、代々店を守り続けてきたマリネッラ家にとっても、もちろん現オーナーであるマウリッツィオにとっても最高の喜びだったそうで、創業から現在、そして、この先の未来へ向かうための良い契機となったそうです。

 

また、マウリッツィオの息子であり、4代目のアレッサンドロは、同行したこの展覧会の発表の場でこのように述べたそうです。

 

「これまで3世代に渡り、紡いできたこの事業を引き継いで行く責任を自覚するとともに、常に、私たちは、熱意と革新の精神をもって未来に進んでおりますが、このような栄えある機会を頂けたことは、私たちの事業を続けて行く上でも、この上ない励みとなります。そして、私たちが、ここに至るまでのルーツを忘れることなく、これからも進み続けます」

 

そして、オーナーのマウリッツィオは、こう締めくくります。

 

「祖父であるエウジェニオは、当時エレガンスの象徴とされていた英国の紳士服に着想を得て1914年にナポリで小さな店を始めることを決意しました。その後、長きに渡り伝統を重んじながら店を守り続けてまいりましたが、1世紀以上を経た今日にこの展示の機会を頂けたことは、私たちに大きな感動を与えてくれたと同時に、このような機会に恵まれたことを大変光栄に思います。

 

また、私たちは、メイド・イン・イタリーを代表出来ること、そして、それ以上に、私どもの原点で有るナポリを世界に紹介できることを誇りに思っております。これは、私たちの街であるナポリが認められたということでもあると思うからです。」

 

如何でしたでしょうか、何ともナポリ愛溢れる素晴らしいスピーチだと思いませんか。

 

映画ゴッドファーザーのように、その昔、南イタリア出身の移民が、祖国イタリアを離れ、海の向こうのアメリカを目指し、後に、リトルイタリーを築き上げた先人達と、100年の歴史を経て、現代にナポリから遥か遠くのニューヨークに渡り、MoMAに展示された、紺、茶、水色、白の4本のマリネッラのタイとが重なって見えます。

 

“もしここで成功したら、どこでも成功する”

 

これは、ニューヨークの街を歌った歌詞の一節なのですが、様々な人々が交錯するニューヨーク、ある人にとっては開始点であり、またある人にとっては経過点であったり、多くの人が目標や希望をもって訪れる街なのだなと思います。

 

来年、2024年6月26日には、創業110年の年を迎えるマリネッラ。ナポリでは、今日も、3代目オーナーのマウリッツィオと、4代目のアレッサンドロが、止まることなく二人三脚で未来へ向けて歩みを続けております。

 

それでは、また次回に。お付き合い頂き、ありがとうございました。

 

丸の内にお越しの際は、是非、店頭にも遊びにいらして下さい!

 

 

〈次回へ続く〉

 

 

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